制約があるほどアイデアが飛躍する、記念日イベントポスターの場合

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こんにちは、
うめぴぃゴーゴー(@umephy55DC)です。
ブログを書こうとしながら思ったことなのですがコンペでも指定でも自主提案でも
相手にプレゼントを贈る気持ちが大切だなぁと感じています(^ ^)

目次

プレゼンはプレゼント

喜んでもらえるかな〜とワクワクしながらプレゼントって選びますよね。
そんな気持ちで創った原稿はきっと思いが伝わるものです。
もし、コンペに負けても後から何かが付いてきてくれるもの、そんな気がしました。

一生懸命やるのみ

予算が少ないからといって、ありきたりにならないように気合いが入ります。
お金に関係なく一生懸命やることが大事。
それと、制約があるとアイデアで乗り切ろうという飛躍感が増すように思います。

予算の関係でゼロベースの仕事は無理としてもユニークな見え方を意識することで新しい表現を
生み出すことは可能です。そんな心意気は大切ですよね。

いつもアイデアを考える前にオーディエンスの気持ちになって広告を見た時にどう感じるかを
創造する事が多いです。

記念日のイベントポスター

今回は記念日にお花をプレゼントするという年間イベントの告知ポスター。

お花の種類はまだ明確に決まっていないという事なのでお花の変更があってもアレンジしやすい
イラスト表現が最適と考えていました。

メッセージだけで大きく告知する方法もあるのですが告知だけで終わってしまいます。
フックにならないんですよね。

イベント告知を魅力的に伝えていくには館内が華やかな装飾効果を活かせることも大切です。
そのためには写真で見せるよりもチャーミングなイラストの方が見る人によって、創造力が湧いてくるかもしれないという考え方をしました。念のため提案ではイラスト案と写真案を用意しています。

コンセプトはしっかり固める

イベントに込めた思いを言葉で添える「記念日」という、その思いを言葉として添えていく事で
信頼や親しみの醸成につなげていきたい。
その気持ちを今日という日に、花を添えましょう。というコピーに込めてみました。

提案するのは2方向4種類。

イラスト案はフカンと真横の2タイプ
写真案は予算に合わせて2種類(毎回同じクオリティの写真が探せるかという課題もお話しする)

1案目はイラスト案。花の写真をトレースしてPhotoshopで手を加えイラスト化。

2案目はフリー写真。消費者から見て華やかに見せたいのでフカンの画像をチョイス。

オススメは1案目。
オリジナリティあるやさしいトーンの案です。
お花の種類が変わっても決定した花を元にイラスト化できるのもメリットです。
撮影するとカメラフィが発生するため写真案はフリー素材がベスト。

写真案は2種類検証していますが、ロイヤリティフリーとライツマネージドの2パターンあります。
ロイヤリティフリーはメディアや期間制限がありませんがライツマネージドはメディアごとに料金が発生するため、予算を少しオーバーすることもしっかり伝えます。

フカンのイラスト案に決定

年間6回分のポスターです。

5月「母の日」6月「父の日」記念日
9月「敬老の日」11月「いい夫婦の日」記念
2月「バレンタイン」3月「ホワイトデー」記念日

えらばれた理由はショッピングセンターの幅広い場所で展開するため遠目で見ても一番華やかに見える
ビジュアルを選んでいただいたとのこと。

お客様が館内を歩く時にも館内装飾として華やかに見える効果を狙ったのがイラスト案
です。それによって、イベントポスターの存在をしっかり残すという役割も果たします。

Simple is Best

ショッピングを邪魔しない中でさしげない存在がココロに残りやすいものです。

オーディエンスを意識した考え方をして正解
でした。
クライアント担当との息もピッタリ
(エラそうに(^_^)

オススメ案が選ばれてよかったです。

広告は透明人間

広告は透明人間です。目の前にあるのに気づかないことはよくあります。

どこに貼られるかどんな目的かを明確化して
人のココロに響かせるにはどのような見せ方が魅力的かを楽しんで考えられるかがカギですね。

悩むのは仕方ないですが表現が説明的になりすぎないように(^.^)

スタッフはumephyの他にコピーライターとデザイナーの3人になります。
イラスト加工はデザイナーが絵を描き加工してくれました。
とても素敵な構成に感謝です。(2013年の作品)

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