こんにちは、
うめぴぃゴーゴー(@umephy55DC)です。
営業は新規開拓で動いている事も多いです。
今回は戦略としてゲリラプレゼンという方法で新規営業に挑んだ時のお話です。
2007年の仕事
ゲリラプレゼント
関西のケーブルテレビが合併して1月1日に日本最大のケーブルテレビになるという情報がありました。
11月の下旬のため、あまり時間がなく早めに営業に行きたい所ですが飛び込みだけでは
すぐに進展しない可能性も大きいです。
そこで、1月1日の新聞広告が掲載される予定があるかを各新聞社に確認します。
すると掲出予定、問い合わせ共にどこからも無いという返事でした。
何か印象に残る事がしたいと考えていました。
そこで、合併広告の自主プレゼンを手土産に営業をする事に決めました。
つまり、ゲリラプレゼンです。
いや、ゲリラプレゼントが正しいでしょうか(^.^)
1月1日掲載となると時間がありません。
2〜3日で企画を作成する必要がありますがチャレンジ仕事は時間を忘れて作業に没頭できます。
ブランディングチームが立ち上がる時期
企業広告として3案程作りました。
その内の1案を紹介いたします。
ケーブルテレビは地域密着型もメリットのため、これまでの存在がさらに身近になるという事を
アピールしています。
最初はお一人の担当者に話しを聞いていただいたのですが企業広告のビジュアルを
サプライズで見せた時に顔が微笑み、上司も呼びますねと嬉しい方向に流れました。
ブランドチームが立ち上がるというタイミングだったため好感触の反応で話を聞いてくれました。
上層部に提案していただけることになります。
運をすべて使ってしまったんじゃないか?という位のグットタイミングです。
翌日に一旦1月1日の新聞広告仮押さえはできますかとクライアントから返事がありました。
上層部の会議が続き最終結論としては、やりたいが急のため予算確保が難しいという話になりました。
しかし翌年3月の二回目の大型合併があるとの事で、その時に再度検討すると回答いただきました。
競合コンペになる
翌年になってコンペになってしまいました。
新聞15段広告の3社コンペ。
朝日・読売・日経・産経新聞の4紙掲出。
大きな媒体展開になります。
コンペになるのは残念ですが新規の会社に高額な予算をそのまま預ける訳には難しいのでしょうね。
がんばるしかありません。
各社3案と決められているためゲリラ提案の時の1案を含み3案をプレゼンすることにしました。
・地域密着した案(ゲリラ提案を修正したもの)
・大きなケーブルテレビをイメージさせた案
・家族のひとときを目線を変えて表現した案
・他に突き出し広告をシリーズで展開する案
・テレビ面での3段広告
新聞広告でも15段広告・突き出し広告・3段広告での展開をプレゼン。
予算の中で上手く調整しながら数タイプの見積も提出します。
プレゼン後に担当者の方は判子案をお気に入っていただいたようで
初めての新聞広告で上層部がこれを選んでもらえるといいけど、
いきなりこの案を選ぶ勇気はないんだろうな〜と会話しました。
判子案は消費者をわかりやすく擬人化(判子の名前が世帯数を表現)しながら
名字を入れる事で沢山の世帯が加入しているという事を表現しました。
うめぴぃもお気に入りの案でした。
新聞広告を見ながら自分の名前があるか探してもらえるといいな〜と思っていました。
コンペ結果
結果はコンペ決定。
ゲリラプレゼンからコンペ案件になりましたが新規獲得です。ヒヤヒヤしましたが何とか獲得できました。
15段広告の街並み案に決まりました。
車が大きく見えている案です。
もっと笑い声が聞こえる街へ
実制作に入っていきます。
撮影場所のロケハンを決めて許可を取ります。
背景はどこで撮影しているかが分かりにくいように調整するのですが撮影の背景に写る自宅は、
すべて声をかけてお礼の商品を渡してまわりました。
親子はモデルです。営業マンはクライアントから手配願いました。
ビジュアルイメージはプレゼン内容とほとんど変更無く進行することができました。
この後、別で提案した突き出し広告がキャンペーンポスターで展開したいという二度うれしい話がきました。
電車の中吊りとB0サイズの交通広告になります。
自主提案にも色々ありますがタイミングや手法・戦略も様々な方法がありますね。
当時のテレビは一人一台という時代の全盛期。
大昔のように家族で1台、みんなでテレビを囲む事は少なくなっていましたが地域密着というケーブルテレビの強みを活かしながら家族団らんという、新たな気づきを提案できた事が採用に結びついたのかもしれません。
それよりも、一番大切な事はクライアントに信頼される関係つくりだなぁと思います。
タイミングや相性も味方してくれたのがよかったですが本来なら中々難しいチャレンジですよね。
いい広告を提案しても、コミュニケーションが上手く行かないと気に入ってもらえない事もあります。
点数制のプロポーザルは別かもしれないですが。
企業も人も相手以上に相手を知らなければ、喜ばせる(驚かせ)ことできないですよね。きっと(^.^)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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