こんにちは、
うめぴぃゴーゴー(@umephy55DC)です。
広告の仕事をしていると競合コンペは避けられない案件の一つです。
そんな中でこのコンペは怪しいな〜と思うときもあります。
かみ合わない競合コンペ
担当した営業は目の前の金額しか目が向いていないかもしれませんが、
もし出来レースでも回避できるケースもあります。
今回のお仕事は回避できたのでしょうか?
その辺も交えて書いてみます。
簡易なオリエンリート
商業施設のグランドオープンを4月に開業したのち3ヶ月後の7月にオリエンがありました。
営業がメールと電話で内容確認だけでクライアントと会ってオリエンを受ける機会はないようです。
クリエイティブの提案としては
1.認知度およびブランドイメージ向上
2.ポイントカード会員拡大
この二つが大きなミッションになります。
ブランド向上とありますが3ヶ月前にグランドオープンをしています。
新聞・雑誌・webなどのパブ効果もあり、かなりの集客があります。
早くもイメージ向上をする問題点や課題があったのでしょうか?
かみ合わない内容ですがブランドイメージ向上が問題点ではない可能性もあります?
色々お話を伺いたい所ですが、質問はメールで受けつけると聞いています。
コンペ内容
8社ほどの競合会社が参加する中に業界上位の広告会社が入っています。
参加依頼の理由は以前に別の関連施設をうめぴぃの会社が担当していた事で声掛けしたとの事。
数年前の話らしいのですが要はコンペ参加数が欲しいのでしょうか?
競合コンペ先の企画書から厳選して社長に報告。
その中から4社に絞って社長プレゼンします。
誰も何も言いませんが経験値と野生的な感でなんとも怪しく感じています。
もし、出来レースだったとしても、提案次第で逆転することも稀にあります。
クライアントの情報は多くほしいですね。
時間がほとんどなく、社内の宣伝会議も1回で詰めなければいけません。
オリエンの話を唯一聞いた営業の意見は大切です。
不明点も多いため質問をできるだけ投げます。
営業が質問書をメールで送り、帰ってきた質問書をまとめて送ってくれます。
クライアントとは電話で話しもせずに、メール内容のみが右から左に流れています。なんと(>o<)
営業のチーム感がない
最初で最後の制作会議(外部の制作会社も来社)の日に営業が会議に行けないと言ってきました。
打合せが終わり2タイプのビジュアルを決定。
しかし、
営業が会議に来れない理由がビックリ
クリエイティブ局長をつれて今回のクライアントにあいさつに行っていたんですね。
オリエンが直接聞きに行けないと言っておきながら(`_´)
局長が若い時に別の施設を担当していたらしく、
クライアント担当者をよく知っているのでご挨拶だとか。
大事な会議の日は前から知らせているのに、なぜその日に挨拶に行くのかな?
聞くとクリエイティブ局長が挨拶に行きたいと言ったので断れなかったと営業が話してきます。
局長に聞くと営業が挨拶に行って欲しいと言われたといいます。
二人の話がまったく逆、かみ合いません。
たぶん営業が言い訳できないので嘘をついたんだと思いますが真実はわかりません。
せめて局長もクライアントに会いに行きますと報告が欲しかった所です。
笑うしかないですね( ̄∇ ̄) WWWWW
プレゼンの情報が聞けているなら良いが、昔話だけして帰ってきたと言うし。
怒りは置いておいて企画の考え方です。
プレゼンの方向性
新快速電車に乗れば45分、3駅で神戸に行ける距離に施設はあります。
いつでも行ける距離ではないため、大阪や神戸に出かけなくても良くなることは大きなメリット。
姫路周辺の生活者からすると遠くに行かなくとも都会のショッピングが楽しめるのは嬉しい話題です。
逆に神戸市や岡山県などの広域からもお客を呼べる可能性もあります。
・ヒメ計画=誰だってヒメ気分になれる
・私直結=近くで楽しめる施設をアピール
2つの方向性で進める事にしました。
ビジュアル提案
私のワガママをきいてほしい。
誰かからチヤホヤされたい。
いつもトキメいていたい。
女の子も男の子も家族も‥‥。
みんなをヒメな気分にさせてくれる場所を
コンセプトにヒメ計画でメッセージしました。
遠い恋いより、近い恋。
スペシャルな日も、ふつうの日も、
いつも私を愛してくれる場所。
近い恋をしよう。私の気持ちとつながる場所。
私直結、というコンセプトでメッセージ。
他に冊子やツール類・装飾関係など細かく提案しています。
広範囲に向けてメディア提案もしっかり行います。
プレゼンテーション
ヒメ計画のビジュアルのマルは施設ロゴで演出という話はしましたが、
プレゼンでは絵の説明は一切していません。
なぜこのビジュアルを通年で作る必要があるか、どのように消費者の注目を維持し続けるかを
解説しました。
社長は相槌をされていたため好印象イメージです。
プレゼンは気持ち良く終えました。
クライアントの表情も感触もとても良かったです。
なにより質問を含めてクライアントと和んで会話ができました。
プレゼン結果
数日後に結果がでましたが、業界上位の広告会社に決定。負けてしまいました。
限りなく1位に近い2位だったとの事でした。
社長の一存で決定が決まったが、コンペ出席者には弊社が良いというものが多かったらしいです。
結果は営業から聞きましたが、せめて一緒にクライアントに出向いて話を伺う配慮は欲しかったです。
後日、風の便りで半分は出来レースという状態で、
社長ははじめから上位の広告会社に託すつもりだったと聞きました。
一度ロゴを制作していただいたときにスゴく気に入って、ここにすべて任せたらいいという発言から
コンペになったという話まで聞くことができました。
だから限りなく1位に近い2位なのかもしれません。
本当の真実はわかりません。風の便りです。
出来レースでも勝てる試合もあるのですが、社長一存となると中々勝てません。
勝ち負けではない価値
しかし、社内のクリエイティブ・プランニングはがんばってました。感謝です(^.^)
営業もチームとして参加して欲しかった。
嫌な気持ちになることが多かったですが、コンペに負けても
やり遂げた感のある時も多いんです。
負けても変な後悔だけはしたくないですね。
こんな時こそ、コンペには負けたが教訓になったと思い、先に進むしかありません。
勝ち負けよりも経験値が高まる事で次へのステップを踏めるというものです。
勝ちつづけるよりも得られる価値を手に入れたと思う勇気を持ちたいですね。
少し重たい話ですみません(>o<)
重要なことは、
正しい答えを見つけることではない。
正しい問いを探すことである。
間違った問いに対する正しい答えほど、
危険とはいえないまでも
役に立たないものはない。
ドラッカー
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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