倒産会社と清算会社と合併会社という3つの大事件の体験話

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こんにちは、
うめぴぃゴーゴー(@umephy55DC)です。
人生の中で会社がなくなるという経験を3回しています。
その中で倒産と清算時の体験をブログにしたいと思います。

目次

倒産・精算・合併で会社が3回も消滅

これまでに勤めた会社が3件も無くなっています。

倒産会社清算会社のお話しをするのですが、もう一つ合併会社も体験しました。
最初に経験したのが合併による社名変更でした。
いろんな事が起きる人生です。
勉強にはなりますが‥(T_T)
社員側からの体験ブログになります。

合併会社

合併の話は簡単に書かせていただきます。
2社の広告会社が一つの大きな組織になりました。

合併に向けて上層部で進められていましたが、なんと新聞社が情報を入手して先に発表してしまったため急遽全社員及び外部に向けて発表をしました。そのために予定よりも早くの合併になりました。

2つの違う組織が一つになるので、最初は社員は戸惑うのか?と思えばそうでもありませんでした。思いのほか上手く溶け込みシナジー効果もあり業績も仕事の質も向上しました。
因みに2社の会社名を上手く融合した新しい社名になっています。
当然ですが新設合併のため前の会社名は消滅することになります。

オーナー会社の倒産劇

最初の大きな事件は倒産会社です。
再就職するまでに相当苦労しました。
広告会社の倒産事件です。

本社は東京、うめぴぃは関西支社勤務でした。
夕方に社員全員が大会議室に呼ばれます。
年初めの社長挨拶のような雰囲気でほぼ全員が会議室に呼ばれました。雰囲気とは言っても静まってゾロゾロ入ってくる感じです。空気で何か嫌な予感はしますが倒産とは思いません。

関西支社の役員が集まり説明があります。
本日社長が裁判所で自己破産手続きをしたという話でした。
取締役会も行わずいきなり裁判所に走ったというのです。

鬱状態だったとか・オーナー会社なので自分の資産を守ったとか様々な話が流れてきました。
倒産までの経緯は長い話になるので、避けますが、売上のために仕事を引き受けたクライアントが倒産負債額が大きく、回収もほとんど出来なかったのが一番大きな傷になったと聞いています。

関西支社は黒字営業で順調だったため、会社の変化が見えませんでしたが東京では夜中遅くまで銀行などと打合せが続いていたと言うこと。

ザワザワ・ざわざわします。

さらに、明日は集金日になるため出社しないように外部スタッフには電話も会うこともしないようにお願いしますという話をされます。支払いが出来ないので集金日の前日に破産するんですね。

会社には当分入れなくなるだけではなく、仕事の資料やパソコンなども手を触れる事が一切できなくなります。進行中の仕事などで必要な書類などは本日中に整理してくださいと言われました。
声が小さく申し訳なさそうに話されます。

時間は19時。4時間ほどで荷物の整理をしないといけません。
これが夜逃げのような作業なんですね。仕事の途中段階の物や自分の私物などを整理していきます。
整理したものは近くのコインロッカーに一旦預けます。両手に重たい紙袋を持って数往復しました。

なんでこんな事してるんだろう?
ロッカーにいれる金額も自腹だし(>o<)。
今ならデーターだけ持っておけば仕事はできますけどね。破産管財人が決まると会社に入れなくなるため仕方ないのかもしれないですね(T-T)。

次の日は会社の扉に貼り紙がされます。
テレビドラマで見るような光景ですね。
社員は誰も会社に出てきていません。自宅待機です。破産しているので待機でもないですけど。

ここで、請求のある印刷会社の電話に出てしまうんですね。すると「今どこにいる?すぐ出てこい」とキツい罵声を浴びました。これまでとまったく態度がちがうんですね。やっぱりお金で繋がる関係なんだなぁと思いましたね。「良かれと思って仕事を出したので」と説明しながら電話を何とか切ることができました。

中には営業で罵声が酷いので会って話したという人もいたのですが、監禁まではしないまでも離してくれず、相当苦戦したそうです。こちらも犠牲になっているので、わかってほしいですがそうも行きません。支払いが出来ていない訳ですからね。

その後、役員も含めて全員が会社の組合員になります。
給料は出るのか?就職はどうなるか?
そんな話し合いが長く続きます。
今思えば中々味わえない経験ですが、ここから半年間の長い辛い再就職という寒い時期を味わいます。

会社が精算される

苦労して再就職した会社にも事件がおきます。入社して10年目の時です。

臨時株主総会が開かれ精算が決定しました。
元々の発端は別の子会社の不祥事から始まったと聞いています。
その会社では不正請求などが2回ほどあり、関連子会社も親会社が調べていくと、うめぴぃの会社も大きな不正が発覚します。
不動産部門での問題でした。

この時は契約社員という立場だからか、説明会議には呼ばれませんでした。
倒産とは違い株主が金額を用意し借金を0にしたあと会社を解散することになります。
つまり会社が清算される訳ですね。

協力会社の仮掛金の他、自分たちの給料や退職金も含めてすべての費用を株主(親会社)が出していきます。すべての精算業務が終わった後に会社は消滅する事になりますが、会社の財産を換金する作業もあり半年近くかかっていました。

10年経っているとは言え、またか〜という思いです。就職までに相当苦労したので不安になります。
就職率100%ではありませんが親会社の紹介で子会社への支援があります。
従業員は関連会社の広告会社旅行会社通販会社など、これまでのジャンルとは違った業種を含めバラバラになっていきます。

広告会社もあるのですが、全員が移行できればいいですが50人ほどしか席はありません。
精算会社の社長には良くして頂き今回の精算時も他の広告会社で就職出来るよう支援していただきました。今でも感謝しています。良い会社だったのですが無くなるなんてね。寂しいですね。

うわさなので事実の確認ができませんが、面接は体裁で事前に戦力社員を定めて採用は決まっていたという話も風のたよりで聞こえてきました。
新しい会社には1ヶ月後に入社することになります。
しかし、清算会社は清算作業のためにまだまだ作業が残っており、完全に会社がなくなるまでには半年ほどの時間がかかります。まるで日本沈没の映画のように、少しづつ沈んでいく姿は悲しいです。

新しい広告会社には入ることができたのですが、次の会社では色々大変な目に合う事になるのです。

このお話はまたどこかで。
長文になりましたが、少し駆け足で書きました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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