こんにちは、
うめぴぃゴーゴー(@umephy55DC)です。
UMEDA SOUND GATEという音楽イベントがありました。
大阪・梅田の商業施設が一体となって運営したイベントです。
しかし、内部仕切りの問題で予想外のどんでん返しが起きてしまいます。
(2005年の仕事)
UMEDA SOUND GATE
コンペ案件で決定したイベントがUMEDA SOUND GATE。
大阪梅田にある3つの商業施設が連携して音楽イベントを繰り広げます。
開催する3日間は街中が音楽三昧になる企画です。
ミュージシャンが各商業施設でトークショーやライブを行うため、お客様が3つの施設を回遊するきっかけになり買物行動範囲が広がっていきます。
今まで行かなかった施設にも訪れる機会があるため、各施設の魅力をアピールする事ができるイベントなのです。
幅広いターゲットに効果ある告知ポスターが必要になります。
そこにビジュアルの依頼を受けます。
ウィットな表現で魅力を伝える
3つの施設はターゲットが異なるため、施設らしさより幅広い層に響く表現が適切かと考えました。
特定のアーティストファンだけではなく、梅田を訪れる多くの人々に楽しんで欲しいという思いを込めて、ウィットでインパクトある良い違和感を感じてもらえるテイストを目指しました。
3施設の合同イベントのため、各施設の担当全員に向けてビジュアル提案することになります。
6人の担当者にプレゼンする訳ですが、何とも和気藹々と打合せが和みました。
最初はサムネイルでプレゼンして、3施設の考えを聞きながらまとめていきました。
↓提案時の一部をお見せします




そんな中で方向性が固まった3案をカンプにして最終プレゼン。
すこし粗いですがカンプ3種です。

↑3施設をマネキン3人で表現した案です。

↑熱い・沸かせるを温泉→音泉に変えた表現案です。



↑音の様を楽しめるという事をお殿様と引っかけました。
ウィットな表現と音楽イベントを融合しながら、何だか気になるポスターに仕上げて見ました。
音楽ファン以外にも梅田を訪れる幅広い人に来てもらいたいため、違和感のある表現にしました。ウィットな案ですが良い違和感で幅広い層に浸透する強いビジュアルのちょんまげ音符がおすすめ案です。
※イベントタイトルが未定のため仮タイトルです。
そして決まったのが音符案です。
クライアントと一緒に盛りあがりながら決まった1案です。
面白いビジュアルになりそうです(^ ^)
3種類あるのはターゲットを意識したためです。
インバウンド対策で外人もいます(^.^)
施設によって貼るポスターを変えたりできるので臨機応変に対応できます。
しかし音符チョンマゲを制作する手配をしているときに大事件が起きます。
決定案が中止になる
変な話ですが、社内事情で決定案が使えない事になりました。
クライアントとの数日間の打ち合わせして決定した案にも関わらずです。
今回はイベントコンペで決定しました。
その時にプロモートした音楽会社にはイラスト部門が新設されていました。
ポスターは、そこのイラストレーターを使って欲しいという話しになっていたようです。
営業もプランニングからも、そんな話は聞いていませんでした。
プロモートを中継していたのはメディア部です。
交渉時にイラスト使用を含むという条件付きのアーティストキャスティングだったようなんですね。
営業の進行ミスです。
ここで怒ったのが自分よりもクライアントです。
6人の担当と時間をかけて決定したビジュアルが使えないのはおかしいという事で相当怒られています。
怒って当然ですよね。
営業は謝り倒してイラスト案で制作をすることになりました。
提案は結構大変だったので残念です。
その時のイラストポスターを最後に載せるとオチになるのですが、ポスターが残っていません。
自分が関わらなかったという事もあるのですが、わたせせいぞうさんの弱めなタッチでした。
世に出る事なく消える企画も多いですが、ざまざまな理由が存在します。そんな一例でした。
今だから冷静にブログを書いていますが、相当怒っておりました(^○^)
こんな痛いストーリーも沢山経験していますが人生の糧になると思うしかありません(>o<)。
ブログで紹介できるギリギリのラフを含めボツ案やコンペに負けた話などを投稿できたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント